◆PNF 神経筋促進手技法。トレーニング器具を使わず、技師が体のさまざまな部分を触ることで神経を刺激、筋肉の動きをスムーズにする。関節可動域の拡大や柔軟性の向上に効果があり、けが防止や再発予防に役立つ。
今年、メジャーリーガーの新人で唯一となる163試合全試合出場を果たしたが、体はボロボロだった。巨人時代はかかりつけの整体師やPNF治療を受け、メンテナンスを行ってきた。しかし、海の向こうではそうはいかない。整体師は開幕前にニューヨークに一度呼んだきりで、PNFのトレーナーも、来る機会は限られていた。ヤンキースにももちろん、トレーナーはいるが、部分的な治療を行う程度で、しかも松井専属というわけにはいかなかった。

 春先に痛めた腰は最後まで完治とはいかず、23連戦など、日本とは比べものにならないハードスケジュールのメジャー1年目は、満身創痍(そうい)での戦いを強いられた。「体のことは何とかしなくてはいけない」とシーズン終了直後から漏らしていた。そこで白羽の矢を立てたのがカイロプラクティックだった。

ゆがみ整える

 19世紀末に米国で始まったこの治療法は、脊椎のゆがみを整え、神経機能を正常化する効果があり、アメリカは最先端の技術を誇る。整体など「骨」の治療にこだわってきた松井にとっては、まさにうってつけといえる。ニューヨークにはいくつもの治療院があり、疲れた体をいたわるには格好の環境が整っている。

最先端の技術

 この日はコミッショナー事務局にあいさつに訪れたり、日本記者クラブの記者会見に招かれたりと、忙しい1日を過ごした。「今年の数字をすべての面で上回り、世界一になること」が来年の目標。「カイロ」導入が、飛躍のための大きな武器となる。(鈴村 雄一郎)

2003年12月3日付「スポーツ報知」から抜粋させて頂きました。関係各位の皆様、ご了承賜りますよう宜しくお願い申し上げます。(不具合がございましたら、すぐに削除致しますので、ご連絡を賜りますよう、お願い申し上げます。)詳細は「スポーツ報知」のサイトhttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/ ご覧下さい。他にも、スポーツ他、情報満載です。

ゴジラ革命カイロプラクティック
「世界一」へ米で「骨」から変える

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手(29)が、来シーズンからの体調管理にカイロプラクティック導入を検討していることが2日、分かった。今年はメジャーのルーキーで唯一、全試合に出場したゴジラだが、体のメンテナンスは決して万全とはいかなかった。そこで全米で始まり、脊椎のゆがみを整える「カイロ治療」をニューヨークで行う意思を固めた。さらなる飛躍を目指すメジャー2年目へ、頼もしい「相棒」となりそうだ。
日本記者クラブの招きで懇談会に出席した松井は、結婚問題などベテラン記者らからの鋭いつっこみにタジタジとなる場面もあった(カメラ・加地 豊)
 




















先月下旬の帰国会見で「もう来年のことしか頭にない」と話したセリフは本当だった。来季へ向け、松井が技術やバットより先に描いた青写真。それは「体」の問題だった。「カイロをやろうかと思っているんだ」と体調管理への「秘密兵器」を導入する意思を固めた。
 

松井秀“整体効果”でマルチ安打…ここ3戦絶好調、9の5

松井秀は“整体効果”で2安打。やっぱり体が大事なんです(撮影・斎藤浩一)

松井秀は“整体効果”で2安打。やっぱり体が大事なんです(撮影・斎藤浩一)

 【タンパ(米フロリダ州)14日(日本時間15日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(32)がツインズ戦に『5番・左翼』で出場。左中間二塁打を含む3打数2安打と3試合連続安打をマークした。日本から呼んだ“整体師効果”で、ここ3試合は9打数5安打と絶好調だ。

 疲労を感じさせない松井秀の力強いフォームが、状態の良さを物語っていた。

 「体調はかなりいいですよ。たまっていた疲れもだいぶ抜けました。今年は今のところ、花粉症も軽いですし…。このままいければいいな、と思っています」

 試合後の口調も軽かった。『5番・左翼』で出場したツ軍戦。二回無死の第1打席では左中間二塁打、三回二死二塁の第2打席は右前適時打を放った。3打数2安打で2試合ぶりのマルチ(複数)安打をマーク。最近3試合では9打数5安打と絶好調モードだ。復調には理由がある。日本から来てくれた整体の先生がキーマンだった。

 12日(日本時間13日)の施術後のレ軍戦(フォートマイヤーズ)から重かった体が軽くなり、睡眠も深くなった。巨人時代からお世話になっており毎年、ニューヨークにも定期的に呼ぶが、キャンプ中に診てもらうのは5年目にして初めてだ。

 「疲れがたまり、硬くなっている筋肉などを緩めてもらう感じ。一時、だるくなるのですがそれが効いている証拠なんです。けがの予防にもなりますし、本当に助かります」と効能を解説した。

 今季は開幕前を含め、要所でまた日本から招待する予定。最高のバックアップを受けて好調なゴジラ。明るい表情が順調な調整の証しだ。

■GODZILLA in USA

 単調になりがちなタンパでのキャンプ生活で、松井秀の息抜きのひとつがドライブだ。キャンプインと同時に借りた大型の四輪駆動車を、レジェンズフィールドとの往復や食事をするためのレストランなどに走らせる。 「巨人にいるときから車の運転は大好きですね。今年でキャンプも5回目になったし、タンパの主要な道はほとんど、覚えましたから」というゴジラの車にカーナビはついていない。相手投手のデータだけではなく、タンパの地図も頭の中に蓄積されている。